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「若狭ぐじは"魚の女王"」と言い切る三國シェフ。その理由は、なんといっても味の繊細さ。ゆえに、いろんな調理法を試してみたくなる魚なのだとか。表面をぱりっと焼けば、ふんわり柔らかな身との絶妙なバランスを享受できるし、他の具材と一緒に蒸すことで、骨から出るダシの旨みを味わいつくすこともできる。
新鮮なカレイに淡塩を施して寒空に干せば、身が引き締まったおいしい若狭カレイの出来上がり。生乾きで柔らかさを残したカレイのふっくらとした食感と上品の甘さは格別なもの。子持ちなら、ピンク色に透けた美しい卵巣も堪能できる。身の骨離れがよく、食べやすいことも特徴のひとつ。三國シェフが福井の食材で絶品と語る中の一つ。
バフンウニの卵巣に塩を施して作るしおうには、昔から珍味として愛されている逸品。お酒を飲みながら、少量ずつ食べるもよし! 贅沢なおにぎりの具にするもよし!三國シェフは、「指の腹で掬ったしおうにを歯の裏側につけて、酒をちみちみ飲みながら溶かしていくと最高ですよ」とコメント。
厳選した飼料を使い、トレーサビリティ情報も公開している伝統牛は、安全性も味も確か。サシの細かさや風味の豊かさからも、丁寧に育てられたことがよく分かる。肉質等級5段階中4等級以上のものしか、「若狭牛」の名を冠すことはできない。ちなみに、三國シェフお気に入りの食べ方はステーキ。