福井県観光情報

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季節と食

福井の様々な行事にまつわる行事食を四季を通してご紹介します。

大火勢

真夏の夜のおおい町で開催される「若狭おおいのスーパー大火勢」。あたりが暗くなった頃、松明行列が幻想的な太鼓と笛の音にあわせて火の河となって進みはじめます。続いて「悠久の炎」が大火勢に採火されると、いよいよクライマックス。重さ300貫（約1,125kg）、高さ60尺（約20ｍ）もの燃えさかるスーパー大火勢を若衆が「ヤッサー、ヤッサー」の勇ましい掛け声に合わせて立ち上げ、舞い散る火の粉を振り払いながら回転させます。闇夜に浮かび上がる炎の輪は、とても力強く幻想的な風景です。

葉寿司なすとニシンの煮物たくあんの煮たの

葉寿司

あぶら桐の葉で包んだお寿司。油桐とは、その実を搾ると油（桐油）が採れ、福井県、特に若狭地方でかつて盛んに栽培され、１９世紀後半には全国一の生産量を誇った。あぶら桐の葉は表面に油があり、ごはんがつかず、包むと保存性とともに独特の香りがあるため、九頭竜川流域ではすしの木として、各家庭に一本植えられている。地域によって五目ずしやますずしなど中身や包み方も異なる。お盆やお祭りには欠かせないご馳走として作られてきた。