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季節と食

福井の様々な行事にまつわる行事食を四季を通してご紹介します。

冬の一乗谷

冬の一乗谷朝倉氏遺跡

一乗谷朝倉氏遺跡は、今から約530年前の文明3年(1471)、戦国大名・朝倉氏が5代103年間にわたって越前の国を支配した城下町跡。最盛期には、人口1万人を超えたといわれ、雄大な城下町と雅やかな文化の華を咲かせました。しかし、朝倉氏は天正元年(1573)に織田信長に敗北。火を放たれ、その長い歴史の幕を閉じたのでした。そして、昭和42年、初めて本格的な発掘調査が行われて以来、当主の館・武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷・道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘。平成3年には朝倉遺跡内の４つの庭園が、国の「特別名勝」にも指定されました。

あずき南瓜（あずきなんきん）

冬至を境に太陽の力が蘇ってくることから、日本や中国では冬至を境に運が向いてくるとされています。冬至には「ん」のつくもの（南瓜：なんきん）を食べると運を呼び込めると言われています。福井の一般家庭では、この南瓜に加え、悪い気を取り除く働きがあるといわれているあずきを一緒に食べる風習があります。ナン（難）を捨ててキン（金）を得るという意味があり、南瓜を二つに割り、半分だけ食べ、半分は捨てるという地域もあります。　　