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福井「越前・若狭」の旅情報 ふくいドットコム

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偉人が歩んだ福井に会いに行く 幕末・明治維新を駆け抜けた由利公正と男たちの軌跡

人物相関図

坂本龍馬


高知県立歴史民俗資料館蔵

福井藩と深い関わりを持ち、福井にも2度訪れていると言われている。1回目は、神戸海軍操練所の費用5千両を福井藩主・松平春嶽に借用するため、2度目は、土佐藩主・山内容堂の親書を春嶽公に手渡すため。その際、由利公正と莨屋(たばこや)旅館で新政府について熱く語りあったと言われている。

莨屋(たばこや)旅館跡

慶應3年に坂本龍馬が宿泊。そこで由利公正と竜馬は会談し、新政府についての構想をはじめ日本の将来について夜明けまで語り合ったと言われています。明治の大火で建物は焼失し、現在は懐石料理の店が建っています。

◆住所/福井市照手1-14-3

竜馬歌碑

文久3年に行われた由利公正宅での会談中に、坂本龍馬が詠んだとされる歌が彫られている歌碑。揮毫は坂本家9代目によるもので、石は龍馬の故郷である高知県から取り寄せられたものが使われています。

◆住所/福井市毛矢1-1(由利公正宅跡隣)

横井小楠


福井市立郷土歴史博物館蔵

安政5年、福井藩主松平春嶽に招聘され、福井藩政治顧問となり、福井藩の藩政改革を指導。由利公正とともに実施した富国策では、大きな成果を挙げ、藩の財政を立て直した。

横井小楠寄留宅跡

福井藩政治顧問となった横井小楠が福井に訪れた際の寄留宅跡地。坂本龍馬が勝海舟の命で来福した際にこの居宅を訪れています。弟子にあたる由利公正宅とは足羽川を挟んで向かい合っています。

◆住所/福井市中央3-11(幸橋北詰)

松平春嶽


福井市立郷土歴史博物館蔵

天保14年(1843)、16歳で福井藩主となる。当時の福井藩の財政を、人材登用を手始めに改革を推進。熊本から横井小楠を招き、由利公正に殖産興業を実践させるなどし、藩を再建させる。

福井城址

徳川家康の次男である結城秀康が初代福井藩主として慶長11年に築城しました。約270年間17代にわたり越前松平家の繁栄の舞台となった名城は、大火によって焼失し現在は石垣と堀の一部だけが残っています。

◆住所/福井市大手3-17-1

養浩館庭園

養浩館はかつて福井藩主である越前松平家の別邸でした。その庭園は数奇屋風建築や回遊式林泉庭園をそなえており、江戸時代中期を代表する名園の一つとして広く知られています。

◆住所/福井市宝永3-11-36
◆問/ 0776-20-5367(福井市文化課)
◆料金/一般210円、歴史博物館との共通券340円
◆URL/http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/yokokan/

福井神社

幕末四賢候一人である福井藩主・松平春嶽を祀っています。戦災後に福井大学工学部の設計により再建された社殿は一般の神社とは異なる外観をもっています。拝殿の左手には、椅子に腰掛けた春嶽の像があります。

◆住所/福井市大手3-16-1
◆問/ 0776-22-7662

福井市立郷土歴史博物館

郷土福井に関する資料の収集に努め、福井市春嶽公記念文庫をはじめとする福井藩、越前松平家に関する資料が充実しています。1階には春嶽の遺品や志士らの史料を中心とした展示がされています。

◆住所/福井市宝永3-12-1
◆問/ 0776-21-0489
◆料金/平常展示観覧料210円、平常展示観覧料+養浩館庭園入園料340円
◆URL/http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/

橋本左内


福井市立郷土歴史博物館蔵

福井藩主の松平春嶽に側近として登用され、福井藩の藩政改革の中心として活躍。開国貿易・殖産興業・軍備強化などを目指した改革を行う。

左内生家跡

現在、橋本左内生誕地の跡には民家が建っていますが、左内の産湯に使われたという産湯井戸跡や、啓発録の石碑が今も残されています。

◆住所/福井市春山2

左内公園

この公園には、橋本左内とその両親の墓があります。敷地内にある左内の銅像は市民からの寄付により、昭和38年に建立されたものです。

◆住所/福井市左内町

橘曙覧


福井市橘曙覧記念文学館所蔵

幕末福井の歌人、国学者。28歳(25歳、35歳説あり)で家督を弟に譲り、隠棲して歌と学問に打ち込む。学問は国学を学び、飛騨高山の国学者田中大秀に入門。福井藩主・松平春嶽や京都の女流歌人大田垣蓮月らとの交流が知られている。

橘曙覧記念文学館

幕末の歌人であり国学者であった橘曙覧。その門下生として由利公正は短歌を学んでいました。文学館は曙覧がかつて住んでいた黄金舎跡に平成12年に開館しました。

◆住所/福井市足羽1-6-34
◆問/0776-35-1110
◆料金/観覧料一般100円
◆URL/http://www.fukui-rekimachi.jp/tachibana/

日下部太郎


福井市立郷土歴史博物館蔵

弘化2年(1845)、福井城下の江戸上町(現、福井市宝永4丁目)の藩士の家に生まれる。23歳のとき、福井藩第1号の海外留学生となって米国に渡る。成績抜群で、多くの人々から賞賛されたが、学費の不足による苦しい生活と気候風土の違いにより、卒業を目前にして病に倒れ、26歳の若さで世を去った。

日下部太郎、グリフィス像

日下部太郎は福井藩からのアメリカ留学第一号の生徒でした。横井小楠寄留宅跡の目の前にある堤防に建つその銅像の隣には、留学先の大学の先輩で指導・親交があったグリフィス像が共に建っています。

◆住所/福井市中央3-14(足羽川幸橋北詰)

グリフィス


福井市立郷土歴史博物館蔵

明治4年(1871)、福井藩からの招聘に応じ、藩校「明新館」における理化学の教師として来福し、多くの若者を指導。国内情勢の変化のため、グリフィスはわずか10か月で福井を離れたが、その後も『皇国』という本の出版をはじめ数多くの講演や執筆活動を行い、アメリカにおける日本の紹介と理解に貢献した。

福井市グリフィス記念館

福井初の洋風建築であるグリフィス邸を再現。往時の雰囲気そのままに、グリフィスの功績を中心に、幕末の偉人たちを紹介しています。

◆住所/福井市中央3-5-4
◆問/0776-50-2911
◆時間/10:00〜19:00(12月〜2月は18:00まで)※閉館時間の30分前までに入館
◆料金/無料


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