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明治維新の立役者として西郷隆盛や木戸孝允などが挙げられるが、明治維新を支えた人物の中で由利公正(三岡八郎)もその功労者の一人ではないだろうか。
幕末の福井藩士であった由利公正は、「五箇条の御誓文」の草案の起草者として有名。御誓文は、明治維新の指導精神として、近代国家建設のさまざまな施策に受け継がれた。また、日本で最初の全国通用紙幣である太政官札を発行し、新政府の運営費を賄った。
福井藩と国の両方で活躍した『由利公正』。数々の業績やエピソードもあり、ここ福井にもゆかりの地が残されている。由利公正とはどういう人物だったのか? その人柄や功績と合わせて、福井で生きた由利公正の軌跡を辿ってみよう。
由利公正居宅跡に近い足羽川の幸橋南詰上流側にある広場。由利公正の像や坂本龍馬との交流を書いた説明板などがあり、銅像の目線は、公正の恩師である横井小楠の寄留宅跡(幸橋北詰下流側)の方向を向いています。
◆住所/福井市毛矢1丁目
由利公正が住んでいた跡地。この場所で、横井小楠と坂本竜馬の3人で会談したとされる。現在は石碑のみですが、隣には竜馬の歌碑も建てられています。
◆住所/福井市毛矢2丁目(幸橋南詰下流側)
福井県庁のあるお堀に面した公園。安政5年(1858)冬に横井小楠と由利公正が一緒に九州へ旅立つ姿を表現した「旅立ちの像」があります。旅の目的は、長崎での物資販売ルートの開拓と言われています。
◆住所/福井市大手3丁目
古代から現代までの福井県の歴史に関する資料を展示しています。また、東京府知事に任命された際の辞令をはじめ、由利公正関連の資料も多数所蔵されています。
◆住所/福井市大宮2-19-15
◆問/0776-22-4675
◆開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
◆休/第2・4水曜日、12/28〜1/2
◆料金/100円
◆URL/https://www.pref.fukui.lg.jp/muse/Cul-Hist/
福井藩の公文書にあたる藩政資料なども多く、由利公正が執筆し、明治政府の国家方針「五箇条の御誓文」の原案となった議事之体大意も所蔵されています。
◆住所/福井市下馬町51-11
◆問/0776-33-8860
◆開館時間/9:00〜19:00(土日祝は18:00まで)
◆休/月曜日、12/28〜1/4
◆料金/無料
◆URL/https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/
福井県の歴史で活躍した人物について、映像や人形ジオラマ、イラスト等で楽しく紹介。由利公正の発案により発行された全国通用紙幣「太政官札」も所蔵しています。
◆住所/福井市城東1-18-21
◆問/0776-21-1500
◆開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
◆休/月曜日、祝日の翌日、年末年始
◆料金/無料
◆URL/http://info.pref.fukui.jp/koreki/