丹南エリア
南北朝時代に重要な拠点!
標高492メートルの杣山は、かつては北の比叡山と呼ばれ、南北朝時代には南朝方の拠点になっていた。山頂には山城が存在し、「本丸」を中心として東西に「東御殿」「西御殿」と呼ばれる曲輪が築かれていた。山城からは城下の様子が一望でき、北陸道に面して国府からも近距離にあることから、越前の玄関口としての要衝となっていた。
ココも見どころ!
杣山城は山城が存在する城山と山麓城下の一部約170ヘクタールが、昭和9年と54年に国史跡の指定を受けており、山城には本丸、東御殿、西御殿のほか、袿掛岩や姫穴、殿池など、当時の面影がしのばれる場所が点在している。現在では自然と一体になったハイキングコースが整備されており、歴史の跡を訪ねながらの散策もでき、秋には紅葉も楽しめる。
住所/南越前町阿久和 時間/自由 休み/無休 料金/無料 問い合わせ/0778-47-8005(南越前町教育委員会)、0778-47-8002(南越前町観光まちづくり課) URL/https://www.town.minamiechizen.lg.jp/kurasi/103/128/p001165.html MAP